特撮(時にアニメも)キャラや作品を面白く雑談するブログです。


by kosaisiarai

ダブルマン マクーモンスター ダブルモンスター(マクー帝国)

b0295775_94327100.jpg

宇宙刑事ギャバンの宿敵が、首領ドン ホラー率いる巨大スペースマフィア、マクー(魔空)帝国です。マクーが毎回送り込む敵は、初期においては「影武者」を意味する戦闘のプロでもあるエイリアン「ダブルマン」と、マクーモンスターのコンビネーションです。敵がコンビと言うパターンは「快傑ズバット」の組長&用心棒、「ジャッカー電撃隊」のクライムボス&クライムロボ(クライムボス不在の回もあり)、更には「バトルフィーバーJ」以降のスーパー戦隊においても、巨大化しない敵怪人と敵巨大ロボ、というコンビネーションのパターンも何通りか見られました。
ギャバンが戦う毎回のコンビネーションとしては、ダブルマンが格上で、その子分がマクーモンスターという位置付けらしいです。ダブルマン モンスター共に、マクー空間のある異次元宇宙にある複数の惑星の出身らしく、モンスターの方がにもそれなりに知能がある様です。IQを高めるための改造処置がされているのでしょう。
マクー帝国の傭兵であるダブルマンの方はヒューマノイドタイプという事で、タイツを基調とした造形。具体的なモチーフを持たないその非地球的デザインセンスは、後の「超新星フラッシュマン」のエイリアンハンターや、「巨獣特捜ジャスピオン」のサタンゴースに雇われた傭兵、「地球戦隊ファイブマン」のギンガマン(星獣戦隊ではない)、更には「激走戦隊カーレンジャー」のゾクレンジャー(ゆるキャラ風ですが)に繋がります。
一方、マクーモンスターですが、一応モチーフがあり、ネーミングもモチーフ由来ですが、やはり非地球的なイメージを出したかったのでしょう。同じコンセプトのキャラである「仮面ライダーアマゾン」の獣人がモチーフをストレートに表現したデザインであるのに対し、マクーモンスターの場合はデザインとネームがチグハグという特徴があります。例え、最初の敵シャコモンスターは蝦蛄と言うよりはダイオウグソクムシのイメージだし、ガマラモンスターは蝦蟇蛙と言うよりはオタマジャクシ風で、顔は犬に似ています。続くコンドルモンスターもコンドルと言うよりはカモノハシやアリクイに近いです。オオマダコモンスターも、タコと言うよりはクラゲと言うかホヤっぽいイメージが入っています。サソリ ドクジャ ゴート カエンザル ニジチョウ アルマジロ サイはモチーフを比較的忠実に表現していますが、それでもエイリアンっぽく変化球的な意匠を入れてあります。このあたりのカオスなセンスは、後の「電撃戦隊チェンジマン」の宇宙獣士、「超新星フラッシュマン」の獣戦士、「地球戦隊ファイブマン」の銀河闘士(奴らの場合は具体的なモチーフ有り)、「仮面ライダーブラックRX」の怪魔異星獣に繋がるものを感じさせるし。ネーミングセンスのカオスぶりは、喩えばゼットンを「宇宙恐竜」と証する様なものでしょう。
マクーモンスターはギャバンの「レーザーZビーム」で粉砕され、ダブルマンの方はギャ版のレーザーブレードによる必殺技「ギャバン ダイナミック」で一刀両断され、壊滅します。作品も中盤近くなると、モンスターとダブルマンが合体した「〇〇ダブラー」のネーミングのダブルモンスターが登場する様になり、レーザーZビームによる敵粉砕シーンが見られなくなります。ダブルモンスターは一応動物モチーフのエイリアンという設定で、言わば、後に映画「ヒーロー対戦Z」に登場するスペースショッカー怪人に繋がるコンセプトの敵キャラを思わせます。デザインとネーミングとの心地よいズレぶりはダブルモンスターになっても健在で、例えば最初の敵サイダブラーも、明らかにトリケラトプス意匠でした。ただ、ネーミングに関して私的に言うなら、むしろ「〇〇ダブラー」よりも、モチーフ名+エイリアン で、「〇〇リアン」というネーミングにしてほしかったですね。更に後期になると、動物以外のカオスなモチーフのダブルモンスターが登場する様になります(詳しくはウィキぺディアで調べると良いです。画像で紹介出来ないのが残念ですが。)。例えば「サーベルダブラー」は、一目見て「何でこいつの名はタイガーダブラーじゃないんだ?」と思ってしまいます。その後は明らかに動物モチーフを(隠しモチーフとしても)持たないカオスな敵が続きます。「これじゃ初期に戦ったダブルマンと同じじゃないか!」と思ったのは私だけでしょうか?ただし、最後の敵バッファローダブラーだけは名前もデザインも動物モチーフでした。ただし、デザインは甲虫モチーフでしたが。
「ギャバン」シリーズ最初の意欲的作品という事で試行的な要素も有り、敵キャラの路線変更は無理のない事かも知れません。二体ずつ出すのが手間やコストがかかるという事で一体に纏めた。同様の事情は例えば「大戦隊ゴーグルV」のモズー&コングや、「光戦隊マスクマン」の地底獣ドグラー(初期は分離した部分も着ぐるみ怪人に変形したが、毎回二体製作するのは大変という事で、分離部分はそのまま操演という事になり、また、分離しない敵も現れるようになった。)にも見られます。無駄に豪華に怪人を多く出すのも困りものですが、あまりケチくさい作風も如何かと思います。必要以上に金を使うよりも、アイデアと、あと、有るものを有効に活用する。そんな特撮作品が見たいですね。
あと「宇宙刑事シャリバン」以降のメタル作品については、また別の機会に述べたいと思います。
[PR]
by kosaisiarai | 2013-11-24 10:38 | メタルヒーロー怪人