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特撮(時にアニメも)キャラや作品を面白く雑談するブログです。


by kosaisiarai

フーマー(宇宙刑事シャイダー)

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明けましておめでとうございます。なかなか書き込みが進みませんが、何とか余裕を見付けてここに来ようと思っています。
さて、新年第一弾は「宇宙刑事jシャイダー」で。ギャバン シャリバンに続く三人目の宇宙刑事は、配役がJAKの人ではなく、変身前の生身アクションはイマイチだったという事もあり、訓練途中で地球に赴任した、という設定になっていました。そんな主人公シャイダーの活躍を見事にフォローしたのが相棒の宇宙女刑事アニー。前作「シャリバン」にも女刑事リリーが登場し、変装や盗聴と言った、刑事と言うよりはスパイを思わせる活動で、シャリバンの活躍を見事にフォローしていました。しかし、アニーの場合は最前線で実際に体を張ったアクションを展開していました。それも、宇宙刑事スーツに身を包んで、ではなく、ウエスタン風のカジュアルな衣装で、それもかなりのミニスカファッション。ま、そのあたりの事については今更説明は不要でしょう、ファンの方なら充分に理解かつ堪能された事と思います。(余談ながら、新作「ギャバン」には女刑事シェリーが登場、ただし終始制服姿でした。体を張ったアクションはしませんでしたが、かつてのミミーと同様に「レーザービジョン」による変身を見せてくれました。
そんなシャイダーの宿敵が不思議界にあり大帝王クビライ率いるフーマー。孫娘の神官ポーを実質的な権力代行者に、配下には血気溢れる行動隊長であるへスラー将軍、ギャル1~5のエージェント達。週替わりに送り込まれるのは「不思議獣」と呼ばれる怪人と言うかモンスター達ですが、奴等についてはまた次回の記事で述べましょう。
クビライはモンゴル皇帝となった「フビライ」の捩りであり、首だけの姿から「首ライ」の意味も持つ。マクーのドン ホラーも首だけになっても襲いかかってきたが、クビライもまたかつては胴体があった。かつて、クビライの首を切り落としたのは、伝説の剣士シャイダーで、宇宙刑事シャイダーはその名を受け継いだという設定です。ギャバン シャリバン シャイダーという名固有名称ではなくはコードネームで、メタリックスーツのデザインと共に代々継承される、という設定は当時の時点で既にあった様です。
首を斬っただけでは頭も胴体も生きたまま。一応頭部の方の弱点が第三の目である事は突き止めたものの、寿命の限界(一方、クビライは100万年生きる事らしい)もあって止めを刺すには至らず、それでも胴体の方を追い詰めた洞窟を封じるに留まった。一万二千年後にその決着を付けたのが宇宙刑事シャイダーだった、という結末です。それにしても、分離してしまった後では判り辛いが、クビライの首と胴の造形イメージは聊かチグハグでミスマッチに思えるのは私だけでしょうか。首を失い、一万二千年幽閉されていた胴体はビオランテを思わせるイメージ。手の無い胴体から生えた無数の触手は蛇のような形状になり、切り口にも目が出来たその姿は醜悪そのもの。一方、首だけになった本体(元々が頭でっかち)は、脱着自由な機械仕掛けの人造の体を持つ。最終戦での首だけになったクビライとシャイダーの対決は、後のギャバンとドンホラーのそれを思わせ、また「仮面ライダーブラック」のクライシス皇帝とのそれにも繋がるイメージ。あとは、戦士シャイダーが壁画で伝えた弱点を攻撃してシャイダーの勝利。
クビライの孫娘(クビライの息子の娘か、娘の娘かは不明)が神官ポー。両親は一万二千年前剣士シャイダーとの戦いで倒されています。男優がオカマ風に演じたポーは中性的なイメージ(その真の顔はグロテスクだった)。最終回でクビライが倒された後、不思議城と共に消えた様にも思えましたが、実はペットである珍獣たち(不思議獣とは違い、戦闘能力は皆無)と共に不思議界の奥深くに逃げ去ったという説明でした。もし、また宇宙刑事作品が映画化とかされたなら、今度はシャイダーの活躍をメインに、不思議界から戻ったポーが率いるフーマーの残党達と戦う、という内容になるのでしょう。
by kosaisiarai | 2014-01-01 13:10 | メタルヒーロー怪人