特撮(時にアニメも)キャラや作品を面白く雑談するブログです。


by kosaisiarai

巨獣特捜ジャスピオン

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宇宙刑事シリーズ三部作に続いて企画されたのが「巨獣得喪ジャスピオン」です。東映特撮における巨大戦と言えば、映画「怪竜大決戦」を筆頭に、「悪魔くん」の怪獣風巨大妖怪、「赤影」「キャプテンウルトラ」「ジャイアントロボ」の怪獣、「仮面ライダー」のキングダークや岩石大首領、「大鉄人17」の巨大ロボ戦、更には「スパイダーマン」やスーパー戦隊シリーズ等がお馴染ですが、本格的な「怪獣モノ」としては「ジャイアントロボ」以来、という事になります(怪獣も巨獣も同じ様なものでしょう。)。前年に製作された「ゴジラ」の影響かも知れません。更には主人公もまた宇宙刑事同様のメタルヒーローとしてのスタイルをそのまま受け継いでおり、更には巨獣と戦う変形タイプの巨大ロボ「ダイレオン」にも搭乗します。
内容は一応「侵略モノ」ですが、敵はサタンゴースとマットギャランの親子、という 敵組織としてはどちらかと言うと小ぢんまりとしていますが、多くの傭兵エイリアンを呼び寄せたり、多くの巨獣を手足の様に操ったり と。強大な戦力を所有しています。
しかしこの作品、どちらかと言えば酷評されている様子です。確かに私から見てもその理由が何となく分かるような気がします。
1:ヒーロー自身のイメージが宇宙刑事との差別化を十分に図れていない。2:敵サタンゴースが見るからに「ダースベイダー」もどきと言ったデザイン。3:マットギャランが冷酷さに徹しているだけで悪なりにも魅力的な描かれ方ではない。4:そして何よりも、巨獣が魅力的ではない。デザイン、設定、活躍ぶりのどれを取ってもお粗末というか、余りにも無駄使い感ばかりが目立ちます。
特に4番目についてですが、確かにデザインは他の作品にはないアバンギャルドなシュールさが目立ちますが、「キャプテンウルトラ」「ジャイアントロボ」の時の様な心弾むものが感じられないのです。予算があるからといって、ただ慣例的に美しくもない着ぐるみを毎回惰性で作っては使い捨てている、そんな感じなのです。巨獣が2体登場し、異形のエイリアンも数多く登場(使い回せよ!と言いたい)する第1話が無駄に豪華過ぎるし、毎回のダイレオンの必殺技もいつも大体同じ。傭兵エイリアンとの戦いも同じ一話の尺の中に無理やりにでも盛り込むという事もあって、短時間で倒されてリタイアする巨獣はただただ「勿体ない!」の一言に尽きます。ウルトラマンシリーズや「キャプテンウルトラ」や「ジャイアントロボ」の怪獣は1話の尺の中でもっと長時間暴れたし、更には再登場(コストの都合もあったのだろう)までしてその活躍ぶりや存在感をアピールしていました。一体一体に存在感がありました。(巨獣にも申し訳程度に「2代目」がいましたが、ジャイアントロボ並みにもっと積極的にやって欲しかったです。)
ここまで書き込むと何か苦情ばかりのようですが、やはりアバンギャルドなデザインの巨獣達は確かに他に例を観ないものです。でも、ガイガンやバラックシップの出来損ない、磁力怪獣ガルバンの劣化コピー、塗り壁や木霊の様な妖怪テイストが何かしっくりこない巨獣たちはやはり頂けません。ゴテケバなのにそれがちっとも不快じゃなくカッコいい、しかも使い回しによるコストパフォーマンスにも優れた「グリッドマン」の怪獣たちをもっと見習って欲しいですね。
最後に、ブースカにも似たマスコット怪獣ミーヤの愛嬌あるキャラも印象的でしたね。第1話に同タイプが2体登場し、1体は命を落とし。もう1体がジャスピオンに飼われます。毎回登場するミーヤは、2体あった着ぐるみを交互に使用していたのでしょう。
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by kosaisiarai | 2015-03-29 12:35 | メタルヒーロー怪人