特撮(時にアニメも)キャラや作品を面白く雑談するブログです。


by kosaisiarai
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「宇宙刑事シャリバン」に週替わりの敵キャラクターとして登場するのが「〇〇ビースト」の名で統一される魔怪獣(「魔界獣」かとも思いましたが「魔怪獣」が正しい様です。)ビースト(獣)です。ネット上で写真画像が見付からず(「ウルトラマンネクサス」のスペースビーストや、「仮面ライダーウィザード」のライダービーストの画像しか出てこないんですよ。)、已む無く誰かさんのサイトにあったイラストから拝借しました、御免なさい。
キャラクターコンセプトとしては、「ギャバン」の後期のダブルモンスターをよりパワーとボリュームをアップさせた、といった感じです。モチーフとしてはやはりカオス(具体的な形のない)なものが大部分ですが、エイ ワシ クマ アンコウ サメ ウツボ サメ といった動物モチーフ(何故か魚が多い)も数体います。何よりも最大の特徴は着ぐるみに仕込まれた変形ギミックを持つ奴が多いという事。特に頭部が外れたり開いたりして別の頭が現れるというパターンが多用されていますが、過去には「怪傑ライオン丸」でも、ゴースン怪人 ギンザメ フラワンダーで使用されていたし、「仮面ライダーアマゾン」のガマ獣人、「仮面ライダーストロンガー」のクラゲ奇械人、「仮面ライダーZX」のサザングロス、「五星戦隊ダイレンジャー」のガマ口大僧正、「超神ビビューン」の妖怪ガリキ、後には「超人機メタルダー」の機甲軍団人や、「ビーロボ カブタック」「鉄ワン探偵ロボタック」の変形シークエンスにも使用されるという、特撮怪人においては特に特別な技法ではなく、案外多用されています。
第一話に登場したゴリビースト(ゴリラモチーフではなく、名が「ゴリ押し」に由来というカオスなモチーフ)は、顔が上下反転するという、まるで「騙し絵」を思わせるそのデザイン造形は後に「トミカヒーロー レスキューファイヤー」に登場する最高幹部ジョウカエンにも繋がります。続くエイビーストは顔が左右にエイの鰭(と言うか、シャコ貝の貝殻風 余談ながら「ゴレンジャー」の妖貝仮面はこういうデザインの方が良かった!)の様に開いて中から別の顔が現れるし、マグマビーストも同様です。ユーフォービーストは頭部が外れて中から別の顔が現れ(外れた部分も分身として襲いかかってくる)、ダブルビーストは前後に顔があり、「ジャイアントロボ」のダブリオンの様に前後の顔が逆転します。また、頭部ギミックではありませんが、ブンリビーストは二体のビーストが前後に合体(左右合体なら「仮面ライダーブラックRX」のトリプロンがいるけれど)してドドンゴの様な形状になるという、その豪華さとボリュームは、私が製作スタッフだったなら、絶対に前後編二話に話を引き伸ばすでしょうし、後の「光戦隊マスクマン」の地底獣ドグラー(地底獣の愛の一部が分離し、その部分も着ぐるみ造形の地底獣に変形する。ただしそれは初期のみで、コストと手間という都合もあって、変形無しの分離のみとなり、更には分離もしなくなった。)にも繋がります。
魔怪獣ビーストをデザインしたのは野口竜氏。流石に氏のデザインした怪人はどれも一話限りで終わらせるには余りにも惜しいものばかり。再生復活(折角レイダーがいるんだから、亡霊という形でもっと復活させて欲しかった。)軍団も見たかったし、ギミックをより凝らした二号怪人(倒されたビーストの弟とかジュニアとか)を出しても面白かったと思います。
ビーストとは別に、傭兵キャラとして、宇宙海賊ベムサソリ(「仮面ライダーX」のGOD悪人軍団にいても違和感なさそう、それにしてもシャリバンの、奴の脚や尾を情け容赦なく切り落とすという倒し方がエグ過ぎ!)更にはガマゴン大王(人間大のガマガエルと言うよりは、「超神ビビューン」のガルバーを整然とさせた様なイメージ)というイレギュラーな敵キャラクターも登場しました、何れも最終回付近で倒されています。
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# by kosaisiarai | 2013-12-06 21:50 | メタルヒーロー怪人
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「宇宙刑事ギャバン」に続くシリーズ第二弾。「シャリバン」と言えば、旧ブログでも触れましたが、エンディングに流れる副主題歌「強さは愛だ」のマニア人気でも知られ、「ギャバン」の「星空のメッセージ」、「シャイダー」の「ハロー シャイダー」とは比較にならないくらいに高い評価を受け、カラオケでも随分と熱唱されました。
上司となったギャバン隊長のアドバイスと、女刑事リリーの心強いアシスタントとイガクリスタルの未知なるパワーの助けも借りて強敵「マドー」帝国と戦うシャリバン。マドーは基本的にはマクーと同様のテクノロジーを持ちながらも、構成員である大幹部に将軍や科学者を配するなど、マクー以上に「軍事的」な特色を持ち、また、傭兵キャラも多く登場します。サリーちゃんパパヘアスタイルのガイラー将軍に女科学者ドクターポルター(直訳すると「暴動博士)」と、その脇近のミスアクマ1、2(原点はベーダー一族のへドリアン女王の側近のケラーとミラーと思われる)。更には作品中版から登場するイレギュラーな第三勢力キャラのレイダー(「高速戦隊ターボレンジャー」のレーダ博士に繋がるキャラ)。尚、安藤三男氏が演じたレイダーは、マニアの間では或る意味、特撮史上に残る名悪キャラとしても知られ、シャリバンを、言うなら「臆病風に吹かれた」様な状態に追い込んだ強敵としても知られています。よく言われる「トラウマ」は、その対象が具体的ですが、レイダーの場合は、もっと心の奥深くの、例えば幼少期とか、或いはもっと根本的生理的な「不安、恐怖」を揺さぶり、増幅させるんでしょうね。そんなキャラ設定も有ってか、映画「ヒーロー大戦Z」にも、強敵キャラとして見事にリニューアル復活(しかも、スペースレイダーというバージョンアップ版有り)しています。
そして、何と言っても外せないのがボスキャラである魔王サイコ。鋼鉄の鎧で全身を覆い、マドー要塞城の奥の院に鎮座するその巨体は「ロボコン」のガンツ先生のダークバージョンといったイメージですらあります。しかしながら「ギャバン」のドン ホラー、「シャイダー」のクビライとは異なり、自在な挙動活動が出来ないというハンディを胴体から泣き別れした首のみにおいて行う、というのではないのが大きな特徴と言えるでしょう。魔王サイコには「サイコラー」という、こちらは自在に活動出来る分身があり、片方を倒しても、どちらか一方が生きていれば両者が再生復活する、という大前提が有るのです。サイコとサイコラーを同時に倒さねばならない。しかし、シャリバンは一人。それ故に、サイコとの戦いは1ラウンドでは済まず、倒したはずのサイコが復活するシーンは当然描かれます。しかしながらその設定ゆえに、ラストバトルではギャバンとのタイミングを合わせた同時攻撃が見られるという、ファンにとっては嬉しい「共闘」という形で膜を閉じるサービスになりました(その次の作品のシャイダーは一人でクビライを倒します)。
尚、サイコもまた、映画「スーパーヒーロー対戦Z」で復活します。30年ぶりの「宇宙刑事」復活において、マクーの場合はドンホラーの血族である残党が復活したものの、ドンホラー自身は復活しませんでした。一方、マドーの場合は、スペースレイダーとなった呪術師レイダーによってサイコ自身が復活します。それも戦隊ロボと戦うほどに巨大になり、デザインの方も阿修羅を思わせる三面と、仏具を思わせる腕や付属物という、まるでミャンマーあたりにありそうな仏像を思わせる姿でリニューアルされます。また、サイコラーに相当する「分身」が、如何にも可愛らしいマスコットロボ風の姿と無垢な性格のペット風キャラクター(映画「ジュブナイル」に登場した小型ロボを思わせる、また、戦隊シリーズでもしばしばサポートキャラとして登場する様な)として登場します。もっとも、復活した巨大サイコを実は背後でスペースレイダーが糸を引いていた、という設定らしいですが。

あと、シャリバンが週替わりで戦う魔怪獣「ビースト」については、次の記事でボべたいと思います。
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# by kosaisiarai | 2013-11-28 21:51 | メタルヒーロー怪人
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スーパー戦隊第六弾はこれまたオーソドックスに女性一人を含む5人体制、ただし、過去には使われなかったカラーとしてブラックが初登場し、従来のブルー(クールキャラ)のポジションに。一方、グリーン(少年)がオミットされ、代わりにブルーが少年キャラのポジションに。文明を象徴するそれぞれの戦士のマスクにはパワーの源となる宝石が嵌められています。
「ゴーグルV」と言えば、当時大人気のスポーツだった新体操のアクションが取り入れられた事でも知られていますよね。新体操の手具も五種類で、それぞれの戦士のメインの武器(レッドはロープ ブラックはクラブ ブルーはフープ イエローはボール ピンクは勿論リボン 無論 戦士一人一人が全ての手具を使いこなせる)にもなっています。しかも、ゴーグルピンクは新体操選手という設定で、萌えフィギア「ガールズ イン ユニフォーム」には、ホットパンツファッションとレオタードの2種類の桃園ミキがあります。
さて、ゴーグルVの敵となる組織がデストピア。総統タブー(「ちょっとだけよ!」じゃないぞ)を総統とする遺伝子科学帝国で、毎回送り込まれる敵キャラは、生物(何故か、架空の生物もある、一種のキメラか?)の細胞と金属原子を融合させて生まれた合成獣で、ネームは「〇〇モズー」で統一。戦隊作品には珍しく、敵キャラが動物モチーフで等一されています。また、ベーダー怪物や機械生命体モンガーの様に巨大化はせずに、巨大ロボに搭乗して戦うというのも大きな特徴です。
合成獣のデザインは前半においては私自身がどちらかと言えば苦手な左右半々の非対称デザインで、半身が生物組織、半身がブラックサタン怪人風のメタリック。とは言え、シルエット的にはバランスが取れているので、自分的には多少無理はあっても何とか許容範囲だと考えています。かつて「仮面ライダーストロンガー」でも、デルザー最強の魔人、マシーン大元帥がその様なデザインでしたよね。あれはあれで面白い造形だと思いました。ただ、シリーズにするのは如何か?と。後半になると生身とメタリックのバランスがハイブリッドになって、見た感じも心地よい左右対称デザインになりました。ただ、デストロンのメカ怪人やマシーンベムと同様のデザインコンセプトになってしまいましたが、でも、私は嫌いではありませんでした。
カイモズーやハチモズーの様になかなかシュールなデザインの奴もいましたが、基本的には正統派に近いデザインで押していました。ただ、終盤になると、哺乳類モチーフの正統派デザインそのもののモズーが立て続けに登場したのは今一つ面白味に欠けていた様に思えます。あと、これは冗談ですが、百舌鳥(もず)がモチーフのモズモズーはいませんでしたよね、当然!
モズーが倒されると、モズーと同じモチーフの巨大ロボ「〇〇コング」に搭乗してゴーグルロボと戦い、地球剣で両断されて砕け散る訳ですが。真っ向から両断するのは、コングのコクピットにいるモズーも両断するため。巨大ロボコングは、上半身はモズーと同じ造形ですが、下半身は巨大な重量を支えるために重厚で頑丈な脚になっています。また、コングの頭部にはコクピット部分があります。
とは言え、作品初期にはモスーとコングは別々で、ファンコング ヒカリコング ゴリラコング(ゴリラモズー用ではなくオリジナル) マンモスコング(同名の怪獣「月光仮面」に登場した。これまたマンモスモズー用ではない)、と、オリジナルのコングが4体まで登場していましたが、結局はコストと手間の都合で、カマキリモズー用のカマキリコングからはモズーと同タイプにした という訳ですね。
それなら最初から、合成獣第一号カイモズー用にはカイコング とすればよかったのに!と思ってしまいますよね。最終回近くで幹部のデスギラー将軍がクマモズー用のクマコングを横取りして搭乗する回がありますが、その時こそむしろ、久しぶりに将軍用にオリジナルのコングを出しても良かったんじゃないか?と思うし。劇場版悪貧でも、モグラモズー用にこれまたオリジナルの(例えば)ドリルコングとかを出しても良かったんじゃないかと思います。また、ファンコング二号 ヒカリコング二号 なんてのを出しても良かったと思いますし、前作「太陽戦隊サンバルカン」の最終回のキングマグマーを「マグマコング」と名を変えて出すというお遊びも欲しかったですね。尚、ファンコングやヒカリコングの脚部分はそのまま後の巨大ロボコングの脚として使い回されたりもしました。オリジナルのコング達のイメージは後の「超電子バイオマン」のメカシャイガンや「特捜戦隊デカレンジャー」の怪重機、「特命戦隊ゴーバスターズ」のギガノイドへと繋がります。
また、妖しくもセクシーなコスチュームの女幹部マズルカ。「ザ カゲスター」の初期の悪人のコスプレを思わせるイガーナ博士とザゾリヤ博士。骨のヘルメットが印象的なデスギラー将軍。「地獄大使!」と言うよりはクライム四天王に加えても違和感のなさそうなデスマルク大元帥。
そして、大魔人ドルゲとバックベアードが合体した様な総統タブー。その正体は遺伝子(DNA)そのものと言う事で、ブラックマグマのボスが巨大メカであるコンピューターだったという設定とまさに好一対であり、更に両者のキャラクターコンセプトを併せる事で後の「超新星フラッシュマン」の帝国メスの帝王、ラーデウスに繋がるもと思えます。
私的にはタブーのデザイン。「変身忍者嵐」のバックベアードには、むしろこちらの造形デザインの方が暑苦しくなくて良かったのでは?と思いましたよ。
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# by kosaisiarai | 2013-11-24 11:31 | 戦隊怪人
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宇宙刑事ギャバンの宿敵が、首領ドン ホラー率いる巨大スペースマフィア、マクー(魔空)帝国です。マクーが毎回送り込む敵は、初期においては「影武者」を意味する戦闘のプロでもあるエイリアン「ダブルマン」と、マクーモンスターのコンビネーションです。敵がコンビと言うパターンは「快傑ズバット」の組長&用心棒、「ジャッカー電撃隊」のクライムボス&クライムロボ(クライムボス不在の回もあり)、更には「バトルフィーバーJ」以降のスーパー戦隊においても、巨大化しない敵怪人と敵巨大ロボ、というコンビネーションのパターンも何通りか見られました。
ギャバンが戦う毎回のコンビネーションとしては、ダブルマンが格上で、その子分がマクーモンスターという位置付けらしいです。ダブルマン モンスター共に、マクー空間のある異次元宇宙にある複数の惑星の出身らしく、モンスターの方がにもそれなりに知能がある様です。IQを高めるための改造処置がされているのでしょう。
マクー帝国の傭兵であるダブルマンの方はヒューマノイドタイプという事で、タイツを基調とした造形。具体的なモチーフを持たないその非地球的デザインセンスは、後の「超新星フラッシュマン」のエイリアンハンターや、「巨獣特捜ジャスピオン」のサタンゴースに雇われた傭兵、「地球戦隊ファイブマン」のギンガマン(星獣戦隊ではない)、更には「激走戦隊カーレンジャー」のゾクレンジャー(ゆるキャラ風ですが)に繋がります。
一方、マクーモンスターですが、一応モチーフがあり、ネーミングもモチーフ由来ですが、やはり非地球的なイメージを出したかったのでしょう。同じコンセプトのキャラである「仮面ライダーアマゾン」の獣人がモチーフをストレートに表現したデザインであるのに対し、マクーモンスターの場合はデザインとネームがチグハグという特徴があります。例え、最初の敵シャコモンスターは蝦蛄と言うよりはダイオウグソクムシのイメージだし、ガマラモンスターは蝦蟇蛙と言うよりはオタマジャクシ風で、顔は犬に似ています。続くコンドルモンスターもコンドルと言うよりはカモノハシやアリクイに近いです。オオマダコモンスターも、タコと言うよりはクラゲと言うかホヤっぽいイメージが入っています。サソリ ドクジャ ゴート カエンザル ニジチョウ アルマジロ サイはモチーフを比較的忠実に表現していますが、それでもエイリアンっぽく変化球的な意匠を入れてあります。このあたりのカオスなセンスは、後の「電撃戦隊チェンジマン」の宇宙獣士、「超新星フラッシュマン」の獣戦士、「地球戦隊ファイブマン」の銀河闘士(奴らの場合は具体的なモチーフ有り)、「仮面ライダーブラックRX」の怪魔異星獣に繋がるものを感じさせるし。ネーミングセンスのカオスぶりは、喩えばゼットンを「宇宙恐竜」と証する様なものでしょう。
マクーモンスターはギャバンの「レーザーZビーム」で粉砕され、ダブルマンの方はギャ版のレーザーブレードによる必殺技「ギャバン ダイナミック」で一刀両断され、壊滅します。作品も中盤近くなると、モンスターとダブルマンが合体した「〇〇ダブラー」のネーミングのダブルモンスターが登場する様になり、レーザーZビームによる敵粉砕シーンが見られなくなります。ダブルモンスターは一応動物モチーフのエイリアンという設定で、言わば、後に映画「ヒーロー対戦Z」に登場するスペースショッカー怪人に繋がるコンセプトの敵キャラを思わせます。デザインとネーミングとの心地よいズレぶりはダブルモンスターになっても健在で、例えば最初の敵サイダブラーも、明らかにトリケラトプス意匠でした。ただ、ネーミングに関して私的に言うなら、むしろ「〇〇ダブラー」よりも、モチーフ名+エイリアン で、「〇〇リアン」というネーミングにしてほしかったですね。更に後期になると、動物以外のカオスなモチーフのダブルモンスターが登場する様になります(詳しくはウィキぺディアで調べると良いです。画像で紹介出来ないのが残念ですが。)。例えば「サーベルダブラー」は、一目見て「何でこいつの名はタイガーダブラーじゃないんだ?」と思ってしまいます。その後は明らかに動物モチーフを(隠しモチーフとしても)持たないカオスな敵が続きます。「これじゃ初期に戦ったダブルマンと同じじゃないか!」と思ったのは私だけでしょうか?ただし、最後の敵バッファローダブラーだけは名前もデザインも動物モチーフでした。ただし、デザインは甲虫モチーフでしたが。
「ギャバン」シリーズ最初の意欲的作品という事で試行的な要素も有り、敵キャラの路線変更は無理のない事かも知れません。二体ずつ出すのが手間やコストがかかるという事で一体に纏めた。同様の事情は例えば「大戦隊ゴーグルV」のモズー&コングや、「光戦隊マスクマン」の地底獣ドグラー(初期は分離した部分も着ぐるみ怪人に変形したが、毎回二体製作するのは大変という事で、分離部分はそのまま操演という事になり、また、分離しない敵も現れるようになった。)にも見られます。無駄に豪華に怪人を多く出すのも困りものですが、あまりケチくさい作風も如何かと思います。必要以上に金を使うよりも、アイデアと、あと、有るものを有効に活用する。そんな特撮作品が見たいですね。
あと「宇宙刑事シャリバン」以降のメタル作品については、また別の機会に述べたいと思います。
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# by kosaisiarai | 2013-11-24 10:38 | メタルヒーロー怪人
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戦隊シリーズ開始から7年、東映は「メタルヒーローシリーズ」という、今迄の「仮面ライダー」シリーズに代わる新しい作品群ジャンルへの挑戦を開始しました。もっとも、その当時は「仮面ライダー」シリーズは放送を休止中で、「ZX」を、キャンペーンで紹介しているという程度でした。戦隊シリーズ第六弾「大戦隊ゴーグルV」のスタートとほぼ同時期に放送を開始したのが「宇宙刑事ギャバン」で、東映が今迄に温存しておいたノウハウを一気に解放させた様な、子供心にも豪華さを感じさせる内容でした。
一般的には「ギャバン」がメタルヒーローシリーズ第一弾という事になってはいますが、私が考えるには、メタルヒーローモノと呼べる作品は過去の東映において既にギャバン以前にもあった、キカイダーシリーズ、ロボット刑事、宇宙鉄人キョーダイン 大鉄人17もまた「メタルヒーロー」と呼ぶべきであり。更に第一次怪獣ブーム期の「ジャイアントロボ」は勿論の事、その前の、シュピーゲル号で戦い、ロボット ハックも登場する「キャプテンウルトラ」こそがメタルヒーロー(と言うか ハイテクヒーロー)作品の元祖だと、些か強引ではあるが言える事(キャプテンウルトラがウルトラシリーズと無関係である事はマニアならずともご存じだよね)じゃないかと思います。実際、宇宙刑事三部作以降のメタルヒーローシリーズを見ても、生身の人間がハイテクスーツを着用するパターン(海外で言うなら「アイアンマン」)と、主人公がロボットやサイボーグというパターン(海外で言うなら「ロボコップ」)の2パターンに大体分けられるからです。あと「ビーロボカブタック」「鉄ワン探偵ロボタック」も一般的にはメタルヒーローにカウントされますが、むしろ「ロボコン」で始まり「ロボコン」で終わる「ご町内ロボットコメディシリーズ」の方にカウントすべきでしょう。もっとも、ご町内ロボコメの元祖は厳密には「がんばれロボコン」ではなく「丸出だめ夫」という事になりますが。
さて、そんな「宇宙刑事ギャバン」ですが、映画「スターウォーズ」の影響もあって、「グローバル」を越えたコズミックな視点で製作されたという意気込み(あくまでも当時的にですが)の感じられる作品になっていると思います。敵を逮捕ではなくデリートするライセンスを持って活躍するギャバン。「007が殺人の許可証」と同じコンセプトであり、後の「特捜戦隊デカレンジャー」に繋がるテーマですね。宇宙刑事組織(宇宙警視庁)が壊滅を図るスペースマフィアの「マクー帝国」は、首領ドンホラーを頂点とするスペースマフィア。周辺をダブルマン(影武者)と呼ばれる傭兵エイリアンによってガードされた組織(「未来戦隊タイムレンジャー」のドンドルネロのそれよりはかなり組織力のしっかりとした組織)です。
帝国の頂点に位置するのが首領 ドン ホラーです。画像にもありますが、上下に重なった顔(「仮面ライダーX」のGOD怪人や「仮面ライダーオーズ」のヤミーに繋がるデザインコンセプト)の他に、腕が大小2対四本あって、仏像っぽいイメージです。最終回でのギャバンとの決戦では、その巨体を駆使する事はありませんでしたが、ギャバンに刎ねられた首だけになっての攻防が印象的でした。ボスキャラが巨体化し過ぎて逆に不自由になってしまうという作品セオリーは他にも見られますが、それは個々の記事で再認識してください。また、息子ザンドルバとその母親の魔女ギバ(「宇宙からのメッセージ」のヒキロクの母と同じ人が演じた。余談ながら 、ヒキロクのキャラは「里見八犬伝」に由来)も登場しますが。ドン ホラーにとっての魔女ギバは、正妻ではなく一時的な愛人の一人に過ぎなかったと思われます。喩えは悪いですが、ウルトラセブンにとっての友里アンヌの様な存在かも知れません。アンヌだってあと数十年経てば老婆でしょ。一方、ウルトラマンの寿命を考えれば、アンヌ隊員がウルトラマンゼロの母親だとは到底思えませんよね。ドン ホラーだって、下の顔の整然さから考えても、ギバを捨ててセクシーな別の女エイリアンを一時的にでも妻に選ぶ(飽きたら呆気なく捨てて更に別のセクシーな女エイリアンにきっと乗り換える事だろう、だって、奴は権力に物を言わせているのだから)という可能性は充分過ぎますよね。でも、ザンドルバにとっては、まるで似合わないドン ホラーと魔女ギバが両親である事は他ならない現実ですからね。逆に考えるなら、ギバ親子はこの上ない不幸な生い立ちだけど、やはり一番不幸なのはザンドルバ自身でしょうね。私も、両親ともに法を犯す事なく真面目に生きたそれなりに立派な人物だったから、もし同様な立場だったら?と考えると本当に良く判ります。
マクー帝国には、更に傭兵キャラとして、宇宙刑事組織を裏切った、ハンターキラーがスパイとして加わります。
さて、マクー帝国が送り込むダブルマンやマクーモンスターやダブルモンスター(ダブラー)については、また次の記事で語りたいと思います。
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# by kosaisiarai | 2013-11-23 10:39 | メタルヒーロー怪人